LibreOffice 25.2 ヘルプ
すべての数式は等号で始まります。 数式には、数字、テキスト、算術演算子、論理演算子、または関数を指定できます。
基本的な算術演算子 (+、-、*、/) を数式で使うときには、「乗算と除算は加算と減算よりも前に処理される」規則が適用されます。 =SUM(A1:B1) と表記する代わりに、=A1+B1 と表記することもできます。
数式内にかっこを使うこともできます。つまり、数式 =(1+2)*3 と =1+2*3 とでは計算結果が異なります。
次に LibreOffice Calc 数式の例をあげます。
| =A1+10 | A1 の値に 10 を足す。 | 
| =A1*16% | A1 の値の 16 パーセント。 | 
| =A1 * A2 | A1 の値に A2 の値をかける。 | 
| =ROUND(A1;1) | 小数第 1 位に四捨五入されたセル A1 の内容を表示します。 | 
| =EFFECTIVE(5%;12) | 利息 5% で12回支払った場合の実行年利率を計算する。 | 
| =B8-SUM(B10:B14) | B10 から B14 までの合計値を B8 の値から引く。 | 
| =SUM(B8;SUM(B10:B14)) | B10 から B14 までの合計値を B8 の値に足す。 | 
例のように、数式には関数を入れ子にすることもできます。また、関数内に関数を入れ子にすることもできます。関数ウィザードを使うと、関数を簡単に入れ子にすることができます。